三合

三合(さんごう)は、四柱推命風水などの東洋占術において、非常に重要な概念です。三合は、十二支の組み合わせの一つで、3つの特定の十二支が互いに調和し合い、強いエネルギー吉運を生み出すとされます。三合は、自然界のエネルギー人間関係の調和を示すもので、特に人の運勢や相性を見る際に重要な役割を果たします。

三合の基本的な仕組み

十二支は、子、、寅、卯、辰、巳、午、未、申、の12種類があり、これらの干支が特定の組み合わせで強い相互作用を起こします。三合は、3つの十二支が集まって1つのエネルギーを生むというもので、次のようなグループに分かれています。

1. 申子辰(しん・し・しん) – 水の三合

  • 申(さる)、子(ねずみ)、辰(たつ)
  • これらの干支が集まると、水のエネルギーを強く形成します。水は知恵やコミュニケーション、流動的な性質を象徴し、これらの干支が揃うことで、物事がスムーズに進展し、知恵や情報が流れやすくなるとされます。

2. 寅午戌(いん・ご・じゅつ) – 火の三合

  • 寅(とら)、午(うま)、戌(いぬ)
  • これらは、火のエネルギーを強く形成します。火は情熱、活力、行動力を象徴し、寅午戌が揃うことで強力な行動力やリーダーシップが発揮されるとされます。

3. 巳酉丑(し・ゆう・ちゅう) – 金の三合

  • 巳(へび)、酉(とり)、丑(うし)
  • 金のエネルギーを生み出し、金は秩序や財産、組織力を象徴します。このグループが揃うことで、組織を作り上げる力や財産を守る力が強まるとされています。

4. 亥卯未(がい・ぼう・び) – 木の三合

  • 亥(いのしし)、卯(うさぎ)、未(ひつじ)
  • 木のエネルギーを生み、木は成長、発展、創造力を象徴します。亥卯未が揃うことで、特にクリエイティブな活動や、成長のエネルギーが強まるとされています。

三合の占術における応用

1. 相性診断

三合は、人間関係や相性を見る際に特に重要です。特定の干支を持つ人同士が三合の関係にある場合、その関係は非常に調和的で、協力し合いやすいとされます。例えば、申(さる)年生まれの人と子(ねずみ)年生まれの人、または辰(たつ)年生まれの人が組み合わさると、水のエネルギーが調和し、非常に良好な関係を築けるとされます。

2. 運勢の強化

三合の関係にある干支を使うことで、特定のエネルギーを強化することができます。例えば、火の三合(寅午戌)に関連するエネルギーを強化したい場合、これらの干支に関連する時期や方位、物事を重視することで、情熱や行動力を高めることができるとされます。

3. 家や土地の風水

風水では、三合の干支の配置を使って、特定の方位に調和の取れたエネルギーを生み出すことができます。特に、家の設計や部屋の配置、庭のデザインにおいて、三合の干支が揃う方位を活用することで、家庭やビジネスに吉運をもたらすとされています。

4. 事業やパートナーシップ

ビジネスにおいて、三合の関係にある人同士が組むと、協力しやすく成功しやすいとされます。三合は、お互いを補完し合う関係を意味するため、チームやパートナーシップがうまくいく可能性が高いです。特に、組織的な活動や長期的なプロジェクトにおいては、三合の影響力が大きく働くとされます。

三合と六合の違い

三合とよく似た概念に六合(りくごう)がありますが、これらは異なる相性のパターンを表します。

  • 三合:3つの十二支が集まり、より強いエネルギーや調和を生み出す組み合わせ。
  • 六合:2つの十二支がペアとなり、補完的な関係を作る組み合わせ。六合は、陰陽のバランスが取れた調和的なペアとされます。

まとめ

三合(さんごう)は、占術や風水における重要な概念で、3つの十二支が調和し強力なエネルギーを生むことを意味します。申子辰(しんししん)の水、寅午戌(いんごじゅつ)の火、巳酉丑(しゆうちゅう)の金、亥卯未(がいぼうび)の木といった組み合わせがあり、それぞれが特定のエネルギーを象徴します。三合は、人間関係や運勢、風水の吉凶を判断する際に活用され、特に相性の良さや運気を強化するための指針として広く用いられています。

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