
人生を変える一日、巳の日を知っていますか?
「最近、なんだか金運が停滞しているな…」「新しいことを始めたいけど、なかなかチャンスに恵まれない」。もしそう感じているなら、日本の暦に古くから伝わる巳の日を意識してみてください。この日は、七福神の一柱である弁財天の遣いとされる蛇(巳)にちなんだ吉日です。弁財天は金運、財運、そしてあらゆる縁を司る神様とされており、巳の日はその弁財天に願いが届きやすい、非常に縁起の良い日とされています。
この記事では、巳の日の本当の意味から、2025年のカレンダー、そしてこの日にやるべきことや注意点までを詳しく解説します。この記事を読み終える頃には、あなたも巳の日を味方につけ、人生を好転させるヒントを見つけられるはずです。
巳の日とは?
巳の日は、十二支の巳(へび)にあたる日のことを指します。蛇は脱皮を繰り返すことから「再生」や「無限」の象徴とされ、古くから信仰の対象とされてきました。特に日本では、巳の日に弁財天様にお願い事をすると、その願いが叶いやすいと伝えられています。弁財天は、金運・財運はもちろんのこと、学問、芸術、縁結びなど、さまざまな願いを聞き入れてくれる神様です。
巳の日は12日ごとに巡ってくるため、月に2〜3回訪れます。この日の運気を味方につけることで、お金の流れを良くしたり、新しい縁を引き寄せたりするチャンスが広がると考えられています。特に、金運アップを願う人々にとって、巳の日は特別な意味を持つ日として、古くから大切にされてきました。
巳の日の由来
巳の日が吉日とされた起源は、古代中国から伝わる十二支の思想と、日本の弁財天信仰が深く結びついたことにあります。弁財天は、もともとインドのヒンドゥー教における水と豊穣の女神「サラスヴァティー」が仏教に取り入れられたものです。サラスヴァティーは、川の流れのように流れる「言葉」や「音楽」、「知恵」を司る神様として信仰されていました。
このサラスヴァティーが日本に伝来する際、仏教の神様である弁才天として広まりました。弁才天の眷属(使い)は蛇(巳)であるとされ、古来より蛇は神聖な生き物として崇められていました。これは、蛇が脱皮を繰り返すことから「再生」や「不老不死」の象徴とされたり、金運を司る宇賀神(頭が翁、体が蛇の姿をした神様)と結びつけられたりしたことに由来します。
日本の民間信仰において、この「蛇」と「弁才天」が結びつき、「弁才天の縁日」である巳の日に参拝すると、願いが届きやすいと信じられるようになりました。さらに、弁才天の「才」の字が「財」に転じて「弁財天」となり、金運や財運を司る神様として広く信仰されるようになったことで、巳の日は特に金運アップに特化した吉日として定着しました。つまり、巳の日は単に暦上の吉凶を表すだけでなく、「蛇が弁財天に願いを届けてくれる日」であり、「お金の流れが良くなる日」として、私たちの生活に深く根付いているのです。
巳の日のカレンダー
この特別な日を最大限に活かすためには、まずカレンダーでいつ巡ってくるのかを把握することが何よりも大切です。2025年のカレンダーを確認し、仕事やプライベートの予定と照らし合わせながら、この特別な日を計画的に活用する準備を始めましょう。
他の吉日
日本の暦には、特定の目的に特化した様々な吉日が存在します。それぞれの吉日が持つユニークな意味と、あなたの人生にもたらす力を理解することで、開運のチャンスをさらに広げることができます。
一粒万倍日
小さな種が万倍に膨らむ日。新規開始・口座開設・財布新調・学びの初日に吉。借金や悪習の開始は“悪いことも増える”ので避ける。
天赦日
年に数回の最上吉。結婚・契約・起業・引越しなど大きな決断を後押し。希少日なので準備を整えて狙い撃ちに。迷いは前日までに整理。
大安
何事も進みやすい安定日。婚礼・契約・納車・引越しなど慶事全般に吉。六曜は目安として、段取りよく動けば好機をつかみやすい。
寅の日
「千里行って千里戻る」の象意で金運・旅行に吉。財布の購入や使い始め、遠出や乗り物購入に向く。お金の貸し借りは不向き。
己巳
巳の日の最上位格。金運の種まきに最適。副業や投資の始動、財布新調に吉。結果を急がず、リスク管理を丁寧に進めると良い。
甲子
大黒天の縁日で事始め向き。開業・商売繁盛祈願、道具の新調に吉。基礎固めと計画性を重んじると継続力が生まれる。
鬼宿日
基本は大吉で万事に吉。計画立案や契約、学びの開始に追い風。ただし婚礼は凶とする説が一般的。静かに整え、動き出す日に。
天恩日
天の恩恵が差す穏やかな吉日。婚姻・引越し・契約・増改築の後押し。感謝と礼節を意識した行動が運気をさらに高める。
母倉日
母が子を育むように支援が集まりやすい日。縁談や交渉、仲介のある事ごとが整いやすい。協力者への配慮が成功の鍵。
月徳日
その月の守護に助けられる吉。修繕・移転・契約の障りが少ない。小さく始めて着実に育てると成果が実りやすい。
月徳合日
月徳が重なり力が増す日。住まい・事業の改良や転機の調整に吉。周囲との調和と根回しでスムーズに物事が進む。
大明日
天地が明るく照らす吉日。建築・開店・旅行・学問に向く。朝から段取り良く動くほど流れが良くなり、成果に結びつきやすい。
神吉日
神仏の加護が及ぶとされる日。祈願・参拝・新しい守りや道具を迎えるのに吉。場を清め、感謝の気持ちを持つと運気が整う。
巳の日におすすめの過ごし方
巳の日は、金運や財運を司る弁財天様と縁のある日です。この日に行うと良いとされる開運アクションは以下の通りです。
弁財天を祀る神社仏閣への参拝
巳の日は、弁財天様に直接願いを届けるのに最適な日です。金運や財運の向上を願うなら、銭洗弁天(銭洗弁財天)として知られる神社を訪れるのが特に良いとされています。水で硬貨を洗うことで、金運が清められ、福が訪れると伝えられています。
財布の購入や使い始め
金運アップの象徴である財布を新調したり、新しい財布を使い始めたりするのに最適な日です。特に、金運に良いとされる色(黄色、金色など)や素材(本革など)を選び、清めたお金(種銭)を入れておくことで、金運の流れをさらに強めると言われています。
新規事業やビジネスの開始
巳の日は、金運だけでなく、縁や学問、芸術の運気も高まる日です。新しいビジネスやプロジェクトの立ち上げ、開業届の提出など、事業のスタートにふさわしい日とされています。
宝くじの購入や投資の開始
金運が高まる巳の日は、宝くじを購入したり、新しい投資を始めたりするのに良い日です。特に一粒万倍日や天赦日など、他の吉日と重なる巳の日は、さらなる運気の上昇が期待できるでしょう。
習い事や学びのスタート
弁財天は芸術や学問の神様でもあります。新しい習い事を始めたり、資格取得のための勉強をスタートさせたりするのも良いでしょう。この日に始めた学びは、実を結びやすいとされています。
巳の日にやってはいけないこと
巳の日は縁起の良い日ですが、「嫉妬」や「争い」は弁財天様が嫌うこととされています。そのため、以下の行動は避けるべきだとされています。
嫉妬や悪口を言う
弁財天は才能や美しさも司る神様です。嫉妬心や他人の悪口は、運気を下げ、せっかくの吉日の効果を台無しにしてしまいます。心の清らかさを保ち、前向きな気持ちで過ごすことが大切です。
お金の無駄遣い
金運アップの日だからといって、無計画な浪費をしてはいけません。弁財天は「清らかなお金の流れ」を好みます。無意味な衝動買いやギャンブルは避け、大切なお金の使い道をよく考えることが重要です。
争いごとや口論
弁財天は和を重んじる神様です。人との争いごとや口論は、運気を乱し、せっかくの良い流れを滞らせてしまいます。穏やかな心で過ごし、人間関係を良好に保つよう努めましょう。
汚れた財布や環境にいること
お金は清らかな場所を好むとされています。汚れた財布を使い続けたり、散らかった部屋で過ごしたりすることは、金運を遠ざける原因になります。巳の日に合わせて、身の回りをきれいに整えることが大切です。
不安やネガティブな気持ちを持つこと
「本当に金運が上がるのかな?」と疑ったり、ネガティブな気持ちで過ごすことは、運気を引き寄せる力を弱めてしまいます。弁財天様を信じ、感謝の気持ちを持ち、ポジティブに過ごすことが最も重要です。
よくある質問(FAQ)
Q1. 巳の日を逃したらどうすればいい?
A. 巳の日は12日ごとに巡ってきますので、焦る必要はありません。次の巳の日を待って、計画的に行動しましょう。また、巳の日以外にも、一粒万倍日や寅の日など、金運に良いとされる吉日はたくさんあります。
Q2. 巳の日にやると良いことはある?
A. 巳の日に特に良いとされるのは、弁財天様が祀られている神社仏閣への参拝、財布の購入や使い始め、宝くじの購入、そして新しいビジネスや学びのスタートです。
Q3. 巳の日と他の凶日が重なるとどうなる?
A. 巳の日と不成就日などの凶日が重なった場合、吉日の効果が打ち消されると考えられています。しかし、吉日の持つポジティブなエネルギーを信じ、前向きな行動をとることで、悪い運気をはねのける力に変えられるという考え方もあります。
まとめ
巳の日は、金運や財運、そしてあらゆる縁を司る弁財天様と深く結びついた、特別な吉日です。この日には、神社仏閣への参拝や新しい財布の購入、ビジネスの開始など、お金や縁にまつわる行動を意識的に行うことで、運気の流れをより良いものに変えることができます。一方、嫉妬や無駄遣い、ネガティブな思考は、せっかくの吉日のパワーを弱めてしまいます。巳の日を上手に活用し、心の清らかさを保ちながら、あなたの人生をより豊かにしていきましょう。