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月読命とは?|神話に登場する“月の神”
月読命(つくよみのみこと)は、古事記や日本書紀に登場する「月を司る神」であり、アマテラス(太陽の神)、スサノオ(海と荒ぶる力の神)と並ぶ、三貴子(さんきし)のひとりです。伊弉諾尊(いざなぎのみこと)が黄泉の国から戻り、禊をしたときに生まれた神で、
- アマテラス:左目から生まれた(太陽)
- 月読命:右目から生まれた(月)
- スサノオ:鼻から生まれた(海)
というように、光と影、陰と陽のバランスを象徴する神々です。
スピリチュアルに見る「月読命」の本質と意味
月読命の主なスピリチュアル象徴
象徴 | 意味 |
---|---|
月 | 陰のエネルギー、内面、潜在意識、感性、女性性、癒し |
時 | 暦・サイクル・運命の流れ |
静けさ | 瞑想・内省・魂の再生 |
夜 | 夢・直感・霊性の目覚め |
月読命は、太陽のアマテラスとは対となる「夜の世界」「静の力」を司ります。物理的な行動よりも、感情・感覚・精神性を重視するエネルギーを象徴しています。
月読命がもたらすスピリチュアルなご利益・運気アップの側面
直感力・第六感の開花
月は「無意識」「夢」「霊性」を司る天体であり、月読命とつながることでインスピレーションやひらめき、見えない世界からの導きを受け取りやすくなります。
→ アート・占い・スピリチュアルに関わる人にも強い守護を与える神様です。
浄化・癒し・内面の調整
月読命は、感情の波を落ち着かせ、心のバランスを整える力を持つとされます。不安や怒り、焦りが強いとき、月読命に祈ることで心が静かに癒され、整っていく感覚が得られます。
→ 特に、満月や新月の日には月読命の力が強く働くとされ、祈りや瞑想が効果的です。
サイクル(運気の流れ)の見直し・修正
月読命は「暦」「時間」「運命の流れ」を整える神としても信仰されています。
- うまくいかないときの“流れの調整”
- 人間関係や環境の“ズレ”の修正
- タイミングの悪さを整える
といった、“運気のリズムを正す神”としての働きがあります。
女性性の開花・魅力の目覚め
月は古来より女性性・母性・美しさ・神秘性と深く結びついてきました。
月読命の波動に触れることで、
- 無理しない生き方
- 自分らしい魅力の開花
- 内面の美しさと落ち着き
といった、“ゆるみ”と“受け取る力”が整い、女性らしい運気が高まりやすくなります。
月読命にご縁のある神社(参考)
神社名 | 所在地・特徴 |
---|---|
月読神社(つきよみじんじゃ) | 京都府・月の信仰の発祥地とも言われる |
伊勢神宮・月読宮(つきよみのみや) | 三重県・内宮の別宮。月読命を祀る格式高い神社 |
住吉大社(大阪)の摂社・月讀神社 | 航海・夜の旅・静けさの守護としても信仰される |
月読命の力を日常で感じ、運気を上げる方法
- 新月や満月の日に祈る(静かな時間をつくる)
- 夜寝る前に月を見ながら深呼吸
- 感情を無理に抑えず、丁寧に感じきる
- 美しいもの、静かな音楽、自然のリズムを大切にする
- 月光浴・月に関するお守りやモチーフを身につける
→ 月読命のエネルギーは、「静かに自分に還る」ことで最大限に引き出せる神気です。
まとめ
月読命は、
- 直感を育てたい
- 運気の流れを整えたい
- 感情の波を落ち着けたい
- 女性性や内なる力を高めたい
そんなときに深く寄り添ってくれるスピリチュアルな守護神です。日常に月のリズムや静けさを意識しながら過ごすことで、自然とあなたの魂も整い、運気がやさしく開けていく流れを感じられるでしょう。月読命は、「動く前に整える」「頑張るより受け取る」ことの大切さを教えてくれる神様です。どうぞ、月の光とともに、あなた自身の心のリズムも大切にしてあげてくださいね。