
「今日は友引って書いてあるけど、何をするのにいい日?」
「お葬式は避けるって聞くけど、どうして?」
「スピリチュアル的にはどんな意味があるの?」
そんな疑問をお持ちの方に向けて、暦の吉凶と“気の流れ”の両面から友引の本質をひも解いていきます。実は友引は、“あるものを引き寄せやすい日”であり、使い方次第でとても強力な開運日にもなるのです。
目次
友引とは?暦の基本的な意味
「友引(ともびき)」とは、六曜(ろくよう)のひとつで、もともとは「共引き」=勝負ごとで“勝敗がつかない”日を意味していました。しかし、江戸時代以降、民間信仰と結びつくことで「友を引く=吉凶が他人にも波及しやすい日」という考え方が広まり、現代のような意味合いとなりました。
「友引」の字の持つイメージ
- 「友」=人間関係や縁を象徴
- 「引」=何かを引き寄せる・共鳴・影響を与える
このことから、友引は“縁や運気を引き寄せる日”とされ、良くも悪くも周囲との波動がリンクしやすい日とされています。
時間帯ごとの吉凶
六曜の中でも、友引は時間帯によって運気が変化するのが特徴です。
時間帯 | 運気 | スピリチュアル的な意味 |
---|---|---|
午前中 | 吉 | エネルギーが軽やかで、人との縁が動きやすい |
正午(11時~13時) | 凶 | 陰陽が切り替わる時間帯。不安定で判断ミスや体調変化に注意 |
午後 | 吉 | 人との交流や取引がスムーズになりやすい時間帯 |
とくに正午の2時間は“気が乱れやすい”ため、静かに過ごすのがベストとされます。
スピリチュアル的に見る友引の意味
スピリチュアルな視点では、友引は“波動が共鳴しやすい日”と捉えられています。
友引の波動の特徴:
- 共鳴・引き寄せのエネルギーが強まる日
- 感情・思念・言葉が他人や空間に影響しやすい日
- 良い気も悪い気も“引く”=波動の管理がカギ
つまり、ポジティブな気持ち・願い・人と過ごすことで、その運気がより強く引き寄せられる日なのです。
友引の日におすすめの行動・過ごし方
大切な人との交流・ご縁つなぎ
- 願いごと・お願い事・相談事など、“人を介すること”が通りやすい日
- 結婚式やお祝い事に吉(人の幸福を引き寄せ合える)
- お見舞いやお礼の訪問などにも良いタイミング
信頼できる人と会う、縁を深めるには最適な運気です。
ポジティブな言葉・思考を心がける
- ネガティブな気持ち・不満を口に出すと、同じような現実を引き寄せやすい
- 感謝の言葉、願い事、祈りが届きやすい
「今日の気分」=「明日の運の質」に直結しやすい日なので、思考・発言・行動を整えることが吉。
正午の時間帯だけは慎重に
- 11時〜13時ごろは運気が一時的に下がる「凶の時間帯」
- 重要な決定・移動・商談・発表などは避け、静かに過ごすと◎
- この時間は「陰陽の切り替わり」とも言われており、エネルギーのバランスが崩れやすい
正午前後は、深呼吸やお茶でリラックスし、運気の切り替えをやさしく迎えましょう。
なぜ“友引に葬儀はNG”とされるのか?
「友引の日に葬式をしてはいけない」と言われる理由は、“友を引く”という字面から、「亡くなった人が友(=他の誰か)を連れていってしまう」という言い伝えに由来します。実際には迷信的な側面が強いですが、残された人への配慮・不安を減らすという意味で、今も多くの地域で避けられています。
まとめ
友引は六曜の中でも、“人との縁”“感情の波”“言葉の力”が特に強く働く日です。吉凶を判断するだけの暦ではなく、「どんな心で誰と過ごすか」によって、運の質が大きく変わる一日でもあります。午前と午後はエネルギーの流れが良く、ポジティブな人間関係・願いごと・行動に適した時間帯です。ただし、正午前後だけは注意し、静かな時間を心がけることで、乱れを避けられます。
スピリチュアル的には、「共鳴」と「引き寄せ」がテーマの日。だからこそ、ネガティブな思考や人間関係には近づかず、感謝や調和を意識して過ごすことが開運のカギとなります。今日が友引なら、「大切な人と過ごす」「願いを紙に書く」「笑顔で過ごす」――そんな些細な行動が、未来の運気をやさしく引き寄せてくれるはずです。