四正(しせい)は、占星術における重要な概念で、黄道十二宮(十二サイン)の中で、特に季節の変わり目に位置する4つの星座を指します。四正の「正」は、「中心的な」という意味を持ち、それぞれが季節の始まりを象徴する星座として位置づけられています。このため、四正は、季節の変化や新しいサイクルの始まりを強く表現する星座群として、占星術の中で特に重要な役割を果たします。
四正に属する星座は以下の4つです。
これらの星座は、活動宮とも呼ばれ、四正の星座に太陽や重要な惑星が位置している場合、その人は積極的で行動力があるとされ、物事のスタートを切る力やリーダーシップが強調されると考えられます。
目次
四正に属する星座とその特徴
1. 牡羊座(おひつじ座、Aries)
- 期間:3月21日〜4月19日
- 季節:春(春分)
- エレメント:火
- 特徴:牡羊座は、四正の中で春の始まりを象徴し、新しいサイクルを開始する力を持っています。行動力とエネルギーに満ち、リーダーシップや勇気を持つ人が多いです。決断力があり、先頭に立って物事を進めるのが得意です。
2. 蟹座(かに座、Cancer)
- 期間:6月22日〜7月22日
- 季節:夏(夏至)
- エレメント:水
- 特徴:蟹座は、感情的で家庭的な性質を持ち、他者を守り育てる力が強いです。四正の中で、夏のピークに位置する蟹座は、家族や仲間を大切にし、感情に基づいた行動を取る傾向があります。優しさと直感力が特徴です。
3. 天秤座(てんびん座、Libra)
- 期間:9月23日〜10月23日
- 季節:秋(秋分)
- エレメント:風
- 特徴:天秤座は、バランスや調和を象徴する星座で、他者との協力やパートナーシップを重んじます。秋の始まりを示す天秤座は、社交性が高く、フェアプレーを重視し、物事のバランスを取る能力に優れています。
4. 山羊座(やぎ座、Capricorn)
- 期間:12月22日〜1月19日
- 季節:冬(冬至)
- エレメント:地
- 特徴:山羊座は、責任感が強く、現実的で計画的に物事を進めることが得意です。冬の始まりに位置し、忍耐力や目標達成能力が特徴で、長期的な計画を立て、地道に成果を上げる力があります。
四正宮の特徴と役割
四正に属する星座は、全てが季節の始まりに対応しており、新しいサイクルのスタートを象徴します。このため、四正宮に位置する星座には、活動的でリーダーシップを発揮する性質が強調されています。四正の星座に生まれた人は、何事にも積極的に取り組み、自分から物事を動かしていくタイプが多いとされます。
四正宮の共通点
- 行動力:何か新しいことを始める力が強く、スタートを切るのが得意。
- リーダーシップ:周囲を引っ張る能力があり、物事を率先して進める。
- 変化への適応力:季節の変わり目を象徴するため、変化に強く、柔軟に対応する力がある。
四正宮の占星術的な重要性
占星術において、四正宮は非常に重要な役割を果たします。これらの星座は、新しいプロジェクトや活動のスタートを示し、変化をもたらす力があります。四正宮に太陽や月、重要な惑星がある場合、その人はリーダーシップを発揮しやすく、積極的に物事を進める性質が強まります。また、四正宮は人生における重要な転換点や新しい段階の始まりを示すこともあります。
まとめ
四正(しせい)は、占星術において季節の変わり目に位置する4つの星座(牡羊座、蟹座、天秤座、山羊座)を指し、それぞれが新しいサイクルの始まりを象徴します。これらの星座は、行動力やリーダーシップを持ち、物事を積極的に進める性質が強いとされています。四正宮に属する星座は、季節の変化と新しい始まりに関連し、占星術における重要な転換点を表す要素として考えられています。