マルセイユ版タロットとは?特徴・意味・リーディング方法を詳しく解説!

マルセイユ版タロットとは?特徴・意味・リーディング方法を詳しく解説!

マルセイユ版タロット(Tarot de Marseille)」 とは、17世紀のフランス・マルセイユ地方で確立された伝統的なタロットカードの様式 です。現代のタロット占いで広く使われる「ウェイト版ライダー版)」とは異なり、シンプルで象徴的なデザインが特徴 であり、特に直感を重視する占い師やスピリチュアル愛好者に人気があります。

大アルカナ22枚・小アルカナ56枚の計78枚構成
中世ヨーロッパの象徴を取り入れたシンプルなデザイン
直感や伝統的な解釈を重視するリーディング方法

本記事では、マルセイユ版タロットの特徴、ウェイト版との違い、カードの意味、占い方、スピリチュアルな活用法 について詳しく解説します。

マルセイユ版タロットとは?基本の特徴

マルセイユ版タロットの概要

項目 詳細
名称 マルセイユ版タロット(Tarot de Marseille)
発祥 17世紀フランス・マルセイユ地方
構成 大アルカナ22枚 + 小アルカナ56枚(計78枚)
特徴 シンプルなデザイン・象徴的な絵柄・直感的なリーディング

直感を重視した占いができるため、初心者から上級者まで使いやすい
占星術やカバラの要素が少なく、伝統的な象徴主義に基づく解釈が可能

ウェイト版(ライダー版)との違い

比較項目 マルセイユ版 ウェイト版(ライダー版)
デザイン シンプルで象徴的 絵柄が詳細で物語性がある
小アルカナ 数字とスートのみ(絵が少ない) 各カードにストーリー性のあるイラスト
占いのスタイル 直感・象徴解釈を重視 物語的なリーディングがしやすい
向いている人 伝統的なタロットを学びたい人 初心者でもイメージしやすい

✅ マルセイユ版は、より直感的なリーディングが求められる伝統的なタロット!

マルセイユ版タロットの構成とカードの意味

大アルカナ(22枚)

マルセイユ版の大アルカナは、シンプルながらも象徴性が強く、以下のような意味を持ちます。

番号 カード名(フランス語) 意味
0 Le Mat(愚者) 自由・冒険・無限の可能性
I Le Bateleur(魔術師) 創造力・始まり・チャンス
II La Papesse(女教皇) 直感・知識・内なる導き
III L’Impératrice(女帝) 豊かさ・愛・創造性
IV L’Empereur(皇帝) 安定・支配・構築
V Le Pape(法王) 伝統・道徳・精神性
VI L’Amoureux(恋人) 選択・愛・関係性
VII Le Chariot(戦車) 前進・成功・意志の力
VIII La Justice(正義) バランス・公平・真実
IX L’Hermite(隠者) 内省・知恵・孤独
X La Roue de Fortune(運命の輪) 変化・流れ・チャンス
XI La Force(力) 勇気・忍耐・内なる力
XII Le Pendu(吊るされた男) 視点の転換・試練
XIII La Mort(死神) 終わり・再生・変化
XIV Tempérance(節制) 調和・バランス
XV Le Diable(悪魔) 欲望・束縛・誘惑
XVI La Maison Dieu(塔) 崩壊・衝撃・解放
XVII L’Étoile(星) 希望・インスピレーション
XVIII La Lune(月) 直感・幻想・感情
XIX Le Soleil(太陽 喜び・成功・幸福
XX Le Jugement(審判) 覚醒・転機・解放
XXI Le Monde(世界) 完成・達成・調和

小アルカナ(56枚)

マルセイユ版の小アルカナは、ウェイト版と異なり「物語的な絵柄」がなく、スート(ワンド・カップ・ソード・ペンタクル)と数字のみが描かれています。

スート 象徴する意味
ワンド(Bâtons) 行動・情熱・創造力
カップ(Coupes) 感情・愛・人間関係
ソード(Épées) 知性・論理・決断
ペンタクル(Deniers) 物質・財産・仕事

数字の意味(1~10)を理解し、スートと組み合わせて解釈するのがポイント!

マルセイユ版タロットの占い方

基本的なリーディング方法

1️⃣ 質問を明確にする(YES/NOではなく、より深い洞察を求める質問が適切)
2️⃣ シャッフルし、カードを展開する(1枚引き・3枚引き・ケルト十字など)
3️⃣ カードの象徴・数字・直感をもとに解釈する

ポイント:小アルカナは数とスートの組み合わせで読む!

マルセイユ版に適したスプレッド

1枚引き(ワンカードリーディング) → シンプルなアドバイスを得る
3枚引き(過去・現在・未来) → 物事の流れを分析
ケルト十字スプレッド → 深い洞察が必要な時に適用

マルセイユ版タロットのスピリチュアルな活用法

直感を鍛えるために使う(余計な装飾がないため、潜在意識とつながりやすい)
シンプルなデザインから自由な解釈を得る(既存の意味に縛られず、自己探求のツールとして活用)
夢や瞑想のヒントを得る(カードを引いてインスピレーションを受け取る)

まとめ

マルセイユ版タロットは、17世紀フランスで確立された伝統的なタロットで、シンプルなデザインと象徴的な絵柄が特徴 です。一般的に広く使われるウェイト版(ライダー版)とは異なり、特に小アルカナのカードには物語的なイラストがなく、数字とスート(ワンド・カップ・ソード・ペンタクル)の組み合わせで意味を読み解く必要があります。このタロットは、直感を重視するリーディングに適しており、視覚的な情報に頼るのではなく、象徴やエネルギーを深く感じながらカードを読む力が求められます。 そのため、初心者にとっては最初は難しく感じるかもしれませんが、慣れるとより自由で深い洞察を得ることができるでしょう。

占いの際には、大アルカナの象徴性をしっかり理解し、小アルカナでは「数字 × スート」の組み合わせを意識してリーディングすることがポイントです。 1枚引きや3枚引き、ケルト十字スプレッドなどの占い方を活用しながら、自分自身の内なる声に耳を傾けることで、より明確な答えを導き出せます。マルセイユ版タロットは、伝統的なタロットのエネルギーを受け継ぎつつ、使い手の直感力を鍛えるツールとして最適なカードです。 シンプルなデザインだからこそ、決められた解釈に縛られず、自分自身の感覚を大切にしながらリーディングを楽しむことができます。

あなたの直感を活かし、マルセイユ版タロットで深い洞察とスピリチュアルなメッセージを受け取りましょう!

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